集いの家リネンサービス

障がい者のための就労支援施設としてのリネン工場である。

敷地は、明治時代の干拓によって築かれた地にある。港も近く、地盤が悪く風の強い土地でもあった。近くに同じく就労支援施設として八代の特産物である塩トマトを主に取り扱う農園やパン工場等があるが、多様な就労の場を提供する為に障がい者も取り組みやすいと注目されているクリーニングを行う工場が計画された。

福祉施設でもある本建物は、障がい者(児)が安心して働くことができ、食事や交流などもできる、明るく親しみのある雰囲気づくりも重要であった。そこで、工場然とした建物とはせず、外観は周辺になじみながらも印象的な2つの切妻屋根がずれて重なる奥行きのあるものとし、正面妻壁には板格子を施した。内部は、メインのクリーニング作業室は熱気だまりを兼ねて和小屋の仮構を現した吹き抜け空間をつくり、建具もできる限り木製とし、開口部も最大限の採光と通風を得るために随所に設けられた。

毎日の営みを受け入れる大きないえとして、地域に根差した活動と共にさらに大きな歩みを進めていかれることと思う。

lin066
D A T A
 
所在地 熊本県八代市
用途 福祉施設
発注者 NPO法人八代福祉開発・集いの家 理事長 藤本幸吉
コンサル 有限会社 ウイズダム・トゥレジャリイ
設計監理 株式会社u.hアーキテクツ
施工者 建築 :株式会社 岩永組
電気 :有限会社 橋光電設
設備 :広誠設備工業株式会社
敷地面積 1171.37㎡
建築面積 513.33㎡
延床面積 493.89㎡
構造規模 木造 平屋建
期間 2014.4~2015.5

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