願成寺書院 改修

明治初め、鹿児島における廃仏毀釈は熾烈であり、寺院は全滅であったという。禁制が解かれたのち明治11 年、願成寺の本堂(現在の庫裡)が、大正時代には書院が建てられた。僧侶の応接の場であるこちらの書院は、天井が高く、床脇の造作も雅で当時の隆盛が伺える。
本計画は経年劣化や構造に関する懸案を改善し、往年の景観を復元しつつ新たな息吹を付与し、本来の応接空間を再生する改修工事である。また、寒くて暑い室環境の改善のため、天井と壁に断熱改修も行った。

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座敷から庭をよく眺められるよう、廻り廊下の開口部を改め、壁はねずみ漆喰として光の明暗を演出し、庭の緑がより室内に入ってくるかのように意図した。

座敷2 - コピー

座敷の天井や欄間、床脇やふすまは既存がそのまま生きるよう壁を白漆喰にした。

寺03座敷1
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D A T A
 
物件名 願成寺書院改修
所在地 鹿児島県曽於市
用途 寺院
発注者 願成寺
設計監理 株式会社u.hアーキテクツ
施工者 高野建設株式会社
延床面積 117.34㎡
構造規模 木造 平屋建
期間 2024.3〜2025.6

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